11月2日(日) 天皇杯サッカー選手権大会 4回戦 試合結果
FC岐阜 0-1 名古屋グランパス 場所:豊田スタジアム/7,597人
(前半0-0、後半0-1)
■スターティングメンバー
GK 21.日野
DF 19.吉村、3.菊池、5.川島、6.奈須
MF 7.北村、33.梅田、14.嶋田、18.藪田
FW 9.相川、20.小島宏
■サブメンバー
GK 31.水谷
DF 34.森
DF 17.山田
MF 27.菅
MF 11.高木
MF 13.大友
FW 10.片桐
■交代 北村→菅(67’)、小島宏→片桐(79’)
■試合速報・ゲームサマリーはこちら
■試合レポート
秋晴れとなった豊田スタジアムに、緑のユニフォームを着たサポーターが
続々と詰め掛けた。初の公式戦となった天皇杯4回戦vs名古屋グラン
パス戦。プレシーズンマッチでは、悔しい敗戦を喫したがそれを返す
時が来た。この東海エリアのサッカー文化を盛り上げるためにも、この
一戦は、大きな意味を持っている。
豊田スタジアムには、試合開始前より多くのサポーターが詰め掛け、
スタジアムの雰囲気を一気に盛り上げている。選手たちも同様に
高いモチベーションを持って、試合に入っていく。
岐阜は、立ち上がりから嶋田、藪田の両サイドを使いながら、攻撃を
仕掛けていく。
3分、中盤で北村が右サイドに展開するとこれに嶋田がサイドを駆け
上がり、クロスを上げようとする。
5分、小島宏が右サイド深くに切り込みクロスを上げていくがこれはDFに
クリアされてしまう。
岐阜は、立ち上がりから果敢に名古屋陣内に攻め込んでいき、チャンス
メイクをしていく。
中盤での目まぐるしい攻守の切り替えが今日の試合の激しさを物語って
いる。岐阜は、中盤で激しいプレスをかけながら、ボールを奪うと名古屋を
圧倒する展開力を見せつける。
19分、中盤でボールを奪うと、攻撃を繰り返し続け、小島宏から藪田に
繋ぎ、ミドルシュートを放つがゴール上に外してしまう。
20分、相川がドリブルから中央でミドルシュートを放つがこれはGK楢崎
(名古屋)がセーブする。
22分、吉村がサイドから果敢にオーバーラップして、攻撃に参加していくと
鋭いクロスを入れていく。
30分、名古屋も攻撃を見せ始める。小川(名古屋)のクロスにバヤリッアァが
飛び込みヘディングを放つがこれは外れる。
32分、ペナルティーエリア外で、杉本(名古屋)がシュートチャンスを得るが
川島が体を投げ出し、シュートブロックをしていく。
岐阜は、前半から両サイドを上手く使い攻撃に繋げていったことが名古屋を
圧倒する試合内容に繋がっている。
後半、前半からの勢いをそのままに、名古屋を圧倒しながら、攻撃を仕掛け
ていく。名古屋は、前半から攻撃がかみ合わず、中盤でボールを失うことが
多かった。これに反応した岐阜の選手が攻撃を繰り返す。
3分、梅田のCKから、ニアに走りこんだ小島宏に合わせ、ゴールを狙って
いくと惜しくもサイドネットに外れる。
6分、サイドから攻撃に参加してきた奈須から梅田にパスが渡るとここからミドル
シュートで狙っていくが楢崎(名古屋)がセーブする。
9分、中盤でボールを奪った吉村がロングシュートで名古屋ゴールを狙って
いく。
15分、中央で小島宏が楔のボールを落とし、これに藪田が飛び込み
シュートに行こうとするが、名古屋のDFも体を張って止めに来る。
後半も、岐阜の怒涛の攻撃が続き、18分、梅田のCKに吉村が滑りながらも
飛び込みシュートにいくがゴール上に外れてしまう。
19分、右サイドのFKから梅田が鋭いボールを蹴ると、これに相川が飛び
込みヘディングシュートを放つと、これがクロスバーに当たってしまい、
ゴールならず。
22分、膝を負傷した北村に替えて、菅を入れてさらに中盤を制していく。
26分、サイドの嶋田から吉村に繋ぐと、鋭いクロスが入り、これに藪田が
反応し、ヘディングシュートにいくがゴールを捕らえられない。
32分、梅田が中盤でボールをカットし、カウンターでシュートまでいくが
これは相手DFに当たり、CKになる。
34分、小島宏に替えて、片桐を入れて、ゴールの可能性に賭ける。
古巣相手に燃えている片桐の投入で、ゴールを奪いたいところだ。
43分、藪田の右からのFKに奈須がヘディングシュートにいくが、これも
ゴール上へ外してしまい、どうしても得点が上げられない。
44分、片桐のドリブルから、相川、嶋田と繋ぎ、サイドからクロスを入れ、
片桐に合わせようとするが、わずかに合わず。ビックチャンスを逃して
しまう。
ロスタイムを覚悟し、試合が進んでいったが、右サイドのFKを与えて
しまうと、このボールがゴールの中央に落ち、これに反応した吉田(名古屋)
にまさかの得点を奪われて、試合終了となってしまった。
90分間、攻め続けた岐阜には、あまりに悔しい結末となってしまった。
名古屋のシュート5本を上回る、15本のシュートを放ちながらも得点に
結び付けられなかった。美しいサッカーを魅せて名古屋を圧倒した岐阜
だったが次に進むことはできなかった。
しかし、下を向くことはないだろう。この試合で、岐阜は東海地区の
サッカーファンに、大きなインパクトを与えたに違いない。
次は、リーグ戦の横浜FC戦。名古屋戦のような闘志を見せて、サポーター
に勝利をプレゼントしてほしい。
沢山のご声援ありがとうございました。