FC岐阜(トップチーム)は、10月8日、天皇杯全日本サッカー選手権大会3回戦にて、ザスパ草津と対戦し、0-3で敗戦を喫しました。FC岐阜としては実に34試合ぶりの敗戦です。立ち上がり、これまでの対戦相手とは違う早いサッカーに合わせられない。前半1分・5分とたてつづけにゴールを許してしまう。このままでは終われないチームは苦しい時間帯をなんとか凌ぎ、徐々に相手のスピードにあっていき攻撃のリズムもつかんでくる。幾度とないチャンスを作り上げるも決定機を逃し前半終了。後半に入りケガを負った平岡選手にかわり、伊藤選手を投入。センターバックの山田選手が左サイドに移る。ここからは長時間にわたり岐阜ペース。安定した守備と、相手守備陣を翻弄する華麗な攻撃で、FC岐阜のサッカーを魅せつける。さらに後半14分、松江選手を下げ、森山選手を投入。しかし、点がなかなか入らず後半も時間がわずか。負けたくない!早く1点を!攻撃に気をとらわれていたチームのスキをJのチームは逃さない。後半37分、3点目の失点を喫す。それでもFC岐阜はあきらめない。最後までFC岐阜のサッカーをやりきり試合終了。Jチームとの夢の初対戦は0-3と結果のうえでは大きく負け越したかのように見える。しかし、ここにいた観客・メディア・映像は皆、手応えを感じただろう。2006年、FC岐阜には負けられない本当の目標“JFL昇格”がある。夢へのステップとしてこの試合を捉え、真の目標を成し遂げるために頑張っていきたいですね。
岐阜から大挙応援に押し寄せていただいた約200人のみなさん。本当にありがとうございます。
ザスパ草津 1-1 FC岐阜
(前半0-2 後半0-1)
【得点者】
ザスパ草津:高田(1分)、高田(5分)、高田(82分)
天皇杯3回戦の詳細結果・他試合の結果は日本サッカー協会「天皇杯」ホームページにて http://jfa.sportsinfo.jp/2006/EmperorsCup/20061008.html
携帯サイトURL
http://jfa.sportsinfo.jp/m/
【戸塚監督のコメント】
第一声。「まあ、勝つ事の難しさということを感じさせられました」としながらもJを相手に自分たちのサッカーを繰り広げた選手達に「胸を張って帰れる結果」と評価。
試合前のミーティングでは、「頭や体、いろいろな面で、これまでとの違いにグランドに入ってからびっくりするな」と伝え、グランドに送り出したが、レベルの高さに戸惑った部分があり2失点を喫してしまった。2失点は厳しかった。ゲームが落ち着いてからは自分たちの力を発揮できた。負けたが胸をはって岐阜に帰れるゲームだった。できるという気持も持てたと思うし内容的には力を出してくれたのでOKだと思います。しかしながら、勝つというテーマ、勝負への厳しさが劣っていた。試合への入り方、中でもその差がちゃんと出た。暗くならずに僕らはことし一年の目標がありますのでリフレッシュして次の大会にのぞみたいと思います。
3点目を取られるまで押していた。サッカーのゲームの流れで(スタートで)2点とっているチームとビハインドのチームの違いが結果となった。1点とれているとしたらもっともっといいゲームになったと思うんですけど、ザスパの選手は2点差の状況で、“守ろう”と時間が経つほど思ったと思うので、これが逆の展開であったらそうはできなかったであろう。守られて3点目を取ってくる。これがサッカーですね。
1対1の部分とか、勝負をしていく気持ち。ある意味、通用していくと一番自信がもてた部分だと思う。うちのチームはエンジンのかかり具合が悪いのが課題であった。それが高いレベルのチームと戦い明確になった。スタート15分くらいどう戦うかがうちのチームの課題だ。修正してのぞみたい。
【ザスパ草津 植木監督のFC岐阜に対してのコメント】
上に目指していこうという意識があり、考え直すいい機会だった。ありがたかった。経験を積んでいる分だけ、あーいう試合運びができた。FC岐阜は地域リーグ決勝大会を勝ち抜く力はあるだろう。