悔しい。本当に悔しい。時間が経てば経つほど思う。
厳しく険しい戦いはまだまだ続くが、FC岐阜にとっては、
おそらく2006年の最初で最後のドリームマッチになるだろう。
試合のほうは結果こそ及ばなかったが、
内容では勝(まさ)っていた。気力では突き放していただろう。
FC岐阜の歴史に残る素晴らしい試合になることだろう。
その選手たちをフィールドの外から支える12番目の戦士「サポーター」
FC岐阜にとって初のアウェーと言っても過言ではない雰囲気をつくりだす。
「Jの力」は凄まじかった。FC岐阜にまた一つ夢を与えるような光景。
迫力ある楽しい空間を演出する最たる理由は彼らにあるだろう。
それに対してFC岐阜の応援団は中身が濃い。
この歴史的一戦を後押しするためにやってきた。
「ユメミルチカラ☆」も凄まじかった。人数こそ及ばないが、
一人一人の声量の平均値は遥かに差がついていただろう。
時間が経てば経つほど激しさを増し、
試合に熱中していた私にも強く響いたその声は、
ザスパ選手に脅威を与え、FC岐阜の選手には勇気を与えていた。
選手と同じ気持ちになって戦った12番目の戦士達。
終了のホイッスルが鳴った瞬間。
選手と同じように悔しい気持ちが込み上げる。
そして、「負けた」「終わった」と気持ちがこもっている。
選手同様、夢を信じて、このユメミルチカラは
もっともっと強くなっていくことだろう。