スナップスナップ

選手達の素顔、戦いの裏側をお届けします。
FC岐阜の選手達の生の息づかいを感じてください!
写真は随時更新していきますのお楽しみに!

写真

vol19:サングラスの向こう側。

2006年6月11日(日)長良川球技メドウ
FC岐阜 4-0 中央防犯藤枝

冷静沈着、静かなる知将。
メガネドレッサー賞を受賞しそうなくらいサングラスが似合う。
岐阜のみなさんは戸塚監督についてどこまで知っているのだろうか。

Jリーグの前身となる日本リーグで、
『得点王2回』『ベストイレブン3回』『国際Aマッチで3得点』
技巧派のFW・MFとして読売クラブの黄金時代を支えた。
プロ野球に例えるなら名球会入りの選手だろう。
Jリーグ100年構想と言われるが、そのJリーグ構想が
つくられている時代に日本サッカー界を支えた選手。
Jリーグ以前を知らない若い世代にとっては
『伝説の男』と言っても過言ではない。

そんな方が『岐阜』のために力になってくれた。

FW出身の監督ということで、
「攻撃的サッカー」に対する期待は大きい。
今季は静岡FCとの直接対決がキモだが、
『得失点差』という見えない戦いがあり、
「攻撃的サッカー」にはさらなる期待がかかる。
見ている側にとっても攻めまくるサッカーはもちろん楽しい。
見る側も、プレイする側も「楽しくなければサッカーじゃない!」

この試合、4得点に対し辛口な評価。
もっともっと得点を取る激しいサッカーを考えているからこその発言。
しかしながら、『戸塚式』がサッカーをあまり知らない普通の岐阜の人の
心までをも掴みここまできている。
次節はいよいよ得失点差でライバルを追い抜くチャンスがきた。

試合中のアクションは少なく冷静沈着に物事を考えているが、
サングラスの向こう側では、激しくゴールに向かっていく
情熱的でアグレッシブなサッカーを描いている。
岐阜はもともとFW人材の豊富なお土地柄。
『岐阜式=戸塚式』の攻撃的で楽しいサッカーでJに導いて
日本全国、いや世界に名を轟かせてほしい。