10月26日(日) 2008 J2リーグ戦 第41節 13:00キックオフ
ロアッソ熊本 1-1 FC岐阜 熊本市水前寺競技場/3,540人
(前半1-0、後半0-1)
■得点者:菅(89’)
■スターティングメンバー
GK 21.日野
DF 19.吉村、2.深津、5.川島、6.奈須
MF 7.北村、33.梅田、14.嶋田、18.藪田
FW 9.相川、20.小島宏
■サブメンバー
GK 31.水谷
DF 34.森
MF 27.菅
MF 11.高木
MF 13.大友
■交代 小島宏→森(55’)、梅田→菅(70’)、吉村→大友(82’)
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■試合レポート
曇り空の水前寺公園は、選手たちがウォーミングアップに入る頃になると
小雨が降り始めた。そのため、ピッチはやや滑りやすくなってきている。
今日、対戦する相手は、J2同期のライバルであるロアッソ熊本だ。
今シーズンの過去2試合でも、激しい試合を繰り広げており、岐阜が
1勝1分とリードしているものの、侮れない相手だ。
岐阜は、出場停止の菊池に替えて、吉村を右サイドバックに入れ、
藪田、嶋田でサイド攻撃を仕掛けていく布陣だ。一方、熊本もFW高橋、
中山と得点源の選手を前線に置いて、勝負にきている。
前半、立ち上がり早々にゴール前に入ったクロスボールに小島宏が
飛び込み、先制点を奪おうとするがシュートを浮かしてしまう。
岐阜は、積極的な攻撃を見せて、チャンスを作り続けると、8分、CKからの
ボールに深津がシュートにいくが、これは相手GKにクリアされてしまい
惜しい場面が続く。
岐阜は、嶋田、藪田からのサイド攻撃を効果的に使いながら、チャンスを
作り出していく。
16分、またもCKからこぼれたボールに小島宏が思い切って打っていくが
これはゴール左に外れてしまう。
25分、中盤の守備で熊本にFKを与えてしまうと、これを高橋(熊本)が
強烈なミドルシュートを放ち、GK日野が弾きながらもセーブし、得点を
許さない。
34分、またも中央からのFKを与えてしまい、これを河端(熊本)が岐阜
ゴール前にあげると、これに高橋(熊本)が反応し、ヘディングで後に
そらすと、中山(熊本)が触り、先制点を奪われてしまう。
ここまで、岐阜が試合をコントロールし、積極的に攻撃を仕掛けていた
だけに、痛い失点になってしまう。
42分、右サイドからのクロスにこぼれてきたボールに薮田が反応し、
フェイントをかけて、シュートにいくが相手DFにクリアされてしまう。
後半、まずは同点に追いつこうと、中盤での守備から攻撃につなげて
いく。
54分、熊本カウンターから裏に抜け出すと、これに並走していた深津が
倒すかたちになり、2枚目の警告で退場となってしまう。
すかさず、小島宏に替えて、センターバックに初出場の森を入れて、
守備を立て直すと、ワントップ気味の布陣で、なんとか得点を狙う。
岐阜は、10人になるが積極的な攻撃を見せて、熊本のゴールに
迫っていく。一方、熊本もカウンター気味の攻撃を中心に、追加点を
奪おうとするが、膠着状態が続いた。
70分、梅田に替えて、ケガから復帰してきた菅を入れ、前から守備を
行いボールを奪おうとする。
中盤での激しいボールの奪い合いが続き、両チームとも前線にボールを
繋いでいこうとするが、ミスが目立ち始め、なかなか繋がらない。
岐阜は、数的不利な状況だが運動量を増やして、これをカバーして
得点の機会を狙っていく。前線から、相川、藪田、嶋田でプレスを
かけてなんとかボールを奪う。
0-1熊本リードのまま、ロスタイムに入ろうとしたとき、右サイドで菅が
相手DFのボールをカットすると、タイミングよく中に切れ込み、
思い切って左足を降りぬくと、強烈なミドルシュートが熊本ゴールに
突き刺さった。これで、やっと同点に追いつくと、残りのロスタイムも
果敢にゴールを奪いにいくが試合終了の笛が鳴ってしまう。
前半から攻勢に出ながらも、得点が奪えなかったことで、苦しい試合
展開になってしまったが、最後まで粘り強く戦い抜くことで、同点に
追いついた。この粘りを天皇杯名古屋戦でも見せてほしい。
ご声援ありがとうございました。