7月12日(土) 2008 J2リーグ戦 第26節
FC岐阜 0-4 サンフレッチェ広島 (前半0-2、後半0-2)/広島ビックアーチ/9,952人
■得点者:42’盛田(広島)、44’柏木(広島)、48’佐藤(広島)、62’森崎(広島)
■先発メンバー
GK 1.日野
DF 5.川島、2.深津、3.菊池、27.菅
MF 28.佐藤、7.北村、33.梅田、11.高木
FW 10.片桐、20.小島宏
■交代 菊池→小峯(51’) 佐藤→相川(63’) 小島宏→片山(77’)
●ゲームサマリーはこちら
■試合レポート
日中から猛暑が続いていた広島ビックアーチだったが、ウォーミーングアップには、
夕立に見舞われ、気温はやや下がるものの湿度が急に上がり、厳しいコンディション
となった。
水曜日に試合がなかった岐阜と試合があった広島とでは、多少フィジカル的な
アドバンテージがあるかもしれない。しかし、首位を走る広島については、個々の
能力もさることながら、チーム力も非常に高いチームだ。
しかし、今日のゴール裏には、岐阜から駆けつけてくれた多くのサポーターそして、
広島の岐阜県人会皆さん、今西GMの教え子である吉備国際大学の女子学生50名が
応援に駆けつけ、熱い声援を送ってくれた。
ウォーミングアップを終えて、戻ってくる選手たちは、まるでサウナに入ったかの
ような汗をかいて戻ってくる。
前半、立ち上がりから両チームスローペースの展開となり、広島も連戦を考慮し、
あまり前から仕掛けてこない。
そんな広島にオープニングシュートを放ったのは、FW片桐だった。
すぐに、中央でのFKから片桐が右へ流し、梅田がミドルシュートを狙っていくが
惜しくもゴールを捕らえることができなかった。
7分、広島FW高萩に中央から右足シュートを放たれ、わずかにゴール上に外れる。
広島も徐々に、柏木を中心に攻撃を組み立ててくると、厚みのある攻撃で得点を
奪いにくる。
20分、片桐が中央でドリブルを阻止されると、広島が一気に速攻を仕掛け、
高萩(広島)にシュートまで持っていかれるがゴール右に外れた。
23分、梅田がサイドを駆け上がり、高木へクロスを入れると、これをダイレクトで
シュートにいくが相手ディフェンダーにクリアされてしまう。
27分、中央で小島宏がパスを受け、速いテンポでシュートにいくがGK正面で、
セーブされる。
36分、梅田のFKからのボールのこぼれ球に深津が反応し、反転しながらシュート
にいくが、相手GKの好セーブに得点にはならない。
42分、広島CKから、シュートを放たれ、GK日野が懸命にはじくがこれを押し込まれ、
盛田(広島)に得点を許してしまう。
前半、終了間際、中盤でパスカットされ、佐藤(広島)から柏木(広島)につながれ、
柏木に決められてしまい、0-2と突き放されてしまう。
前半、良い守備で失点を抑えて、ゲームを進めてきただけに、終了間際の2失点は、
ゲームを難しくしてしまった。
後半、立ち上がりから、サイド攻撃を狙って展開していくがなかなかサイドまで
持って行けない。
48分、広島の服部が、クロスを入れるとこれに競ってクリアしようとするが、
こぼれ球が佐藤(広島)の前に落ち、そのままゴールへ蹴りこまれてしまい、
0-3と突き放されてしまう。
51分、足首を負傷した菊池に代わって、小峯を入れて、ディフェンスラインからの
ビルドアップを建て直していく。
ボールポゼッションは、上がってきたがゴール前での勝負ができないだけに
攻撃もリズムに乗り切れない。
58分、岐阜はゲームのテンポを上げながら、ゴールを狙いにいく。
62分、川島がペナルティエリア内で、ファウルを犯してしまい、PKを与えてしまう。
これを森崎浩(広島)に決められ、4点目を奪われてしまう。
63分、佐藤に替えて、FW相川を入れて、得点を奪いにいく。
しかし、4ゴール上げた広島は、無理には攻撃を仕掛けず、岐阜の様子を伺って
いる。岐阜は、ボールを奪うために時間がかかり、思ったように攻撃をすることが
できない。
77分、小島宏に替えて、片山を投入し、1点でも取りにいく姿勢を見せる。
81分、片山が落としたボールに相川がシュートにいくが枠にはいかず。
84分、川島からのクロスに、ゴール前で片山がヘディングシュートを放つが、
ゴールを捕らえることはできない。
最後まで、決め手を欠いたまま、終了の笛を聞くこととなってしまった。
前半、上手くゲームが進められていただけに、終了間際の失点、そして、
後半開始早々の失点は、ゲームを難しくしてしまった。サッカーでは、
取られてはいけない時間帯での失点が大きく響いた結果となった。
この点を修正し、次のホーム湘南戦に備えていくしかない。
広島とは、また9月に対戦があるので、そこでリベンジするしかない。
沢山のご声援ありがとうございました。