6月28日(土) 2008 J2リーグ戦 第23節
FC岐阜 1-0 徳島ヴォルティス(前半0-0、後半1-0)/ポカリスエットスタジアム/2,315人
得点者:70’小島宏(岐阜)
■先発メンバー
GK 1.日野
DF 5.川島、2.深津、3.菊池、27.菅
MF 6.奈須、28.佐藤、33.梅田、11.高木
FW 24.片山、9.相川
■交代 片山→小島宏(59’) 佐藤→岩田(69’) 梅田→小峯(80’)
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■試合レポート
試合前までは、曇り空が広がっていたポカリスエットスタジアムだったが、キック
オフの頃になると、雨が降り出してきた。今日もゴール裏には、多くのサポーター
が詰めかけ、熱い声援を送っている。
今日の試合は、前節で累積となった片桐、負傷した北村が外れ、相川、奈須が
それぞれのポジションで役目を果たすことになった。
(C)Kaz Photography/FC GIFU
前半、ピッチは右から左への風が強く吹き岐阜は、風下に立たされる。立ち上がり
から、CKのチャンスが3度続くがゴールは、割れなかったが、幸先の良いスタート
になった。
5分、FKからゴール前に上がったボールに相川がヘディングシュートを放つが、
ゴール左へ外れる。片山、相川の両トップにボールを集め、攻撃を展開していく。
雨が降り続くこともあってか、ピッチは滑りやすく、両チームのミスが目立つように
なり、攻撃のリズムを作ることができない。
26分、中央でFKのチャンスを得ると、これを相川が蹴り、ゴールを狙うが左へ外れる。
28分、徳島もCKから、ヘディングシュートを放つがゴール上へ外れ、ピンチを逃れた。
FW片山、相川にボールが集まるが、そこからの攻撃の展開に乏しく、最後の
フィニッシュまでいけない状況が続いた。
44分、川島から梅田そして、再び川島がヘディングシュートを放ち、攻撃の形を
作り始める。
45分、楔のボールを片山が落とし、高木が走りこんでシュートにいくがゴール左
にそれ、前半の得点はなく、終了する。
ハーフタイムにもう一度、しっかり繋いでいこうという指示の元、後半は、最初から
前から仕掛けていくことになる。
守備も菊池を中心としたディフェンスラインで、しっかり抑えていることから、得点の
チャンスを作り出すことに集中したい。
一方、徳島もホームということもあって、激しく中盤でボールを奪いにくる。
14分、片山に替えて、小島宏を投入し、攻撃のリズムを替えて得点を奪いにいく。
しかし、両チームともフィニッシュまでの精度が上がらず、ゲームが単調になり、
チャンスを作り出せない。
24分、佐藤に替えて、岩田を入れ、再度中盤を活性化させようとする。
すると、25分、ディフェンスでボールを奪い、カウンター気味に繋ぐと、梅田が
前線で受け、右から上がってきた小島に絶妙のボールを送る。これを、小島が
左足で降りぬくと、徳島ゴール右へ突き刺ささり、待ちに待った先制点を奪った。
30分、徳島も右サイドからセンタリングを上げ、中央から打たれるがゴールを外れ、
助けられる。
後半も、菊池、GK日野を中心として、しっかりと守備をしながら、ゲームを進めていく。
GK日野は、徳島のアーリークロスをことごとく、キャッチし、相手にチャンスを
作らせない。
徳島も、交代を使いながら、猛攻を仕掛けてくる。ロスタイム徳島がCKを得ると、
スタジアムの歓声も一際大きくなり、徳島を後押しする。しかし、これもゴール前で
しっかりと跳ね返し、ついに終了の笛を聴くことになった。
中二日で、厳しい日程の中、粘り強い守備で、リズムを作り出し、攻撃に繋げる
形はできてきた。松永監督は、会見で「6月シリーズは、2勝1分3敗と、連戦では
あったが選手は頑張ってくれたと評価した。一方で、今日の試合でもミスが
目立ったことは、今後の修正点」と語った。
次は、ホームで上位を走るモンテディオ山形戦となる。上位の山形に対し、どの
ような戦い方ができるか、注目される一戦。
長良川へご来場いただき熱いご声援をお願いいたします。