6月15日(日) 2008 J2リーグ戦 第20節
FC岐阜 1 - 0 横浜FC(前半0-0、後半1-0)/ニッパツ三ツ沢球技場/3,843人
得点者:68’菅(岐阜)
■先発メンバー
GK 日野
DF 川島、小峯、菊池、奈須
MF 梅田、北村、佐藤、高木
FW 片山、片桐
■交代 奈須→菅(52’) 佐藤→藪田(80’) 片桐→小島宏(89’)
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■試合レポート
空は、雲が厚く、ウォーミングアップの頃には、風が出始め、過ごしやすい気候と
なった三ツ沢球技場。今日は、関東でのJリーグの開催がここだけということも
あり、多くのメディアが集まる試合となった。また、関東からも多くのサポーターが
詰め掛け、ホームさながらのゴール裏を作り上げた。
岐阜は、ここまで3試合引き分けで、守備は良くなってきているものの、攻撃に
チャンスを見出せない状況が続いている。今日の試合は、ゴールを上げて、
勝点を奪いたいところだ。
前半、立ち上がりは、お互いに中盤でボールを奪い合う状況で、岐阜はこの日、
1トップの片山にボールを集めていく。横浜も、山田、三浦淳を起点に攻撃を
仕掛けてくる。
9分、横浜山田がゴール前でヘディングシュートを放つと、これはゴールポストに
助けられ、開始早々の失点を免れる。
14分、片桐のドリブルから梅田がシュートを放つが、ゴール上へ外してしまう。
横浜は、FWチョがドリブルで仕掛けて、チャンスを作ろうとするが岐阜の
ディフェンスラインも上手く対応していく。
しかし、横浜の攻撃は厚く、岐阜はなかなか攻撃の起点を作ることができない。
30分、片桐の大きなサイドチェンジから、梅田へパスが通ると、クロスを上げ、
高木がシュートを打つが、サイドネットに外してしまう。
34分、川島がオーバーラップし、ドリブルで相手をかわすと、クロスを上げるが
ゴール前で詰めきれず。
最後は、ディフェンスラインでポゼッションしながら、攻撃のチャンスを伺いなが
ら、前半が終了する。
後半、立ち上がり、2分、またも横浜難波にゴール前でヘディングシュートを
打たれ、ピンチとなるがゴールを外れ、免れる。
横浜のサイドを狙った攻撃を防ぐため、奈須に代えて、菅を投入し、安定させ
ようとする。この交代が、試合の流れを変え始める。菅の激しい守備から、
前線へボールを供給していくと、まるでサイドバックからゲームが組み立て
られて、いくかのようにゲームが動いていく。
ディフェンスラインで、しっかりボールを奪い、中盤へ供給されるようになると
次第に、ボールが繋がりはじめる。後半、両チームの運動量も落ち始め、
中盤でスペースができはじめると、岐阜もカウンターを見せ始める。
21分、梅田の右足ミドルシュートは、相手GKの正面でセーブされる。
25分、コーナーキックを得ると、片桐が蹴りこみ、中で競ってこぼれたところに
菅がつめて、左足でゴールを決める!
その後、横浜も相次いで、選手を交代させ、得点を奪おうとする。
しかし、岐阜も31分、コーナーキックから菊池が折り返し、片山にヘディングの
チャンスが来るが、GK正面に行ってしまい追加点はならず。
36分、佐藤に代えて、古巣対戦となる藪田が入り、中盤を活性化させていく。
横浜の怒涛の攻撃が続く中、GK日野、ディフェンス小峯を中心に、ピンチを
しのいでいく。44分、小島宏を投入し、時間を上手く使って、試合を進めて
いくと、ロスタイム3分が過ぎ、見事勝利を奪った。
チーム力で上回る横浜を相手に、上手くチャンスを活かしながら、勝点3を
奪った。守備でも無失点に押さえ、チームに粘り強さが戻ってきた。
また、ゴール裏、メインスタンドで多くの岐阜サポーターが応援してくれた
ことが何より、選手の力になったに違いない。また、アウェイで勝ったと
言われそうだが、何より、勝つことがサポーターへのプレゼントとなるはずだ。
ご声援ありがとうございました。