5月11日(日) 2008 J2リーグ戦 第13節
FC岐阜 2 ? 0 ロアッソ熊本(前半0-0、後半2-0)/熊本県民総合運動公園陸上競技場/4,608人
得点者:56’梅田(岐阜)、64’片桐(岐阜)
■先発メンバー
GK 水谷
DF 小峯、深津、菊池、奈須
MF 大友、梅田、菅、高木
FW 片山、片桐
■交代 大友→小島弘(75’) 高木→岩田(87’) 片山→森山(89’)
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■試合レポート
昨日とはうって変わって、11日の熊本地方は快晴になった。しかし、スタジアムは爽やか
な気候であったが、ピッチ上は強い風に見舞われた。この風を読み違えると、大変なこと
になりそうだ。
ロアッソ熊本は、昨年JFLで対戦をしてきたチームで、1勝1分ではあったが激しい試
合を繰り広げてきた。J2同期組みとして、この対戦は注目が集まる。
熊本は、前節福岡を相手に4-2と快勝しており、FW高橋はハットトリックを達成する
など、チームも2連勝と調子に乗ってきている。この勢いをしっかりと跳ね返し、勝点3
を奪って岐阜へ帰りたい。
前半、強い風が吹く中、岐阜は風上にピッチをとり、試合がキックオフされた。立ち上が
りから、熊本は積極的に前に出てくる姿勢を見せる。岐阜も、負けじと中盤で激しくボー
ルを奪いにいく。9分、高木の右からのクロスに、こぼれたところを梅田がシュートにい
くがゴール上に外れてしまう。
立ち上がりは、ホーム熊本の勢いもあったが次第に岐阜がペースをつかみ始め、
高木、大友のサイドからの攻撃が利き始める。19分、大友のドリブルが倒され、
フリーキックを得る。これを片桐が蹴るがゴール上へ惜しくも外れる。
30分以降は、幾度となくコーナーキックからチャンスを作り、ゴールを狙っていくが、
なかなか得点をあげることはできない。しかし、ディフェンス菊池、深津を中心に、
堅守を続け、試合の流れを引き寄せていることは間違いない。
試合前の予想通り、両チームのたま際の競り合いは激しく、見ごたえのある試合展開に
なった。岐阜は、相手のチェックを上手くかわしながら、試合を進めていった。すると、
熊本の選手に警告のカードが出始め、41分山口(熊本)が2枚目の警告で退場となり、
熊本は10人で戦うことになる。
前半は、追い風に乗って、数多くのチャンスを作り出すが、得点をあげることはできな
かった。しかし、後半もこれを続けていくことが勝利に繋がる。
後半、立ち上がりから熊本が10人ということもあり、岐阜が攻め込む時間帯が増える。
熊本も前半にもまして、守備からカウンターの戦術を徹底してくる。
10分、前半からの続いたチャンスをものにするときがくる。梅田がペナルティーエリア
外からドリブルで切れ込むとそのままシュートを放ち、これがゴールとなり、ついに均衡
を破った。その後も片山の強烈なシュートなどで追加点を狙いにいく。
19分、ディフェンスからのボールを片山が上手く落とし、走りこんだ高木が高速ドリブル
に入ると、逆サイドを上がってきた片桐にクロスを上げる。片桐が落ち着いて、切り替え
して左足でシュートを決め、2-0と引き離す。
この後もディフェンス陣がしっかりと守備で貢献し、無失点に抑えていく。
GK水谷もゴールを死守し、熊本にゴールを許さない。最後は、危なげなく試合を
支配し、失点0で試合終了となった。
今日の試合は、風で難しいコンディションであったが、チームとしてしっかり
ディフェンスをして、無失点に抑えたことは、自信になるはずだ。次は、ホームに
帰って、三名泉ダービーの草津戦に挑む。
熱いご声援ありがとうございました。