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☆JFL後期第十六節、佐川急便SC戦の結果について
(2007.11.26)

11月25日、岐阜メモリアルセンター 長良川競技場にて行われたJFL 後期第十六節(HOME)FC岐阜と佐川急便SCとのホーム最終戦は、1-3で敗れました。試合は前半9分、平岡選手からのパスを相川選手が豪快にダイビングヘッドで決め先制。約6,000人となる大観衆を早くも大歓声に包み込む。しかし20分に同点に追いつかれると、その1分後となる21分に逆転を許す。その後、一進一退の好ゲームを展開をするが、ゲームが終盤にさしかかった77分に現時点でのJFL得点王の佐川急便SC 御給選手に3点目のゴールを決められる。その後、和多田選手を投入するなど必死の反撃を展開するが、1-3で試合終了となった。



FC岐阜 1 - 3 佐川急便SC
(前半1-2 後半0-1)

【得点者】
09分 相川 進也(FC岐阜)
20分 堀 健人(佐川急便SC)
21分 堀 健人(佐川急便SC)
77分 御給 匠(佐川急便SC)

【先発メンバー】
GK 日野
DF 李、深津、菊池、平岡
MF 斎藤、吉田、小島、高木
FW 片桐、相川
交代:李→大友(60分)、小島→ジョルジーニョ(65分)、高木→和多田(78分)






【全身全霊の戦いも敗戦。あと1試合。最後まで頑張れFC岐阜!】


日差しが強く照りつける秋空。快晴。
FC岐阜にとって今シーズン最大の大一番は最高の天気で迎えた。
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日に日にあふれて行くサポーター。どこまで増え続けていくのだろうか。
背景にある金華山をさらに美しい光景としている。
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練習風景。
吉田選手。念入りにストレッチ。
強い気持ちが練習中から伝わってくる。
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ケガで戦列を離れていた小峯選手が、
ベンチ入りメンバーとして戻ってきた。
今シーズンは小峯選手の活躍なくしてありませんね。
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選手入場。大一番を迎える戦士たちの表情。
“全身全霊”あふれでる闘志。
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「あとは勝つのみ!! Jの扉をこじ開けろ!!」のダンマク
もちろんサポーターも“全身全霊”である。
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Jでの輝かしいキャリアを持ちながら
地域リーグから岐阜のために力をくれた戦士たち。
この大一番に込めた思いは強いだろう。
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本日の先発メンバー
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小島選手。試合開始から魅せる。持ち味をフルに発揮。
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そして、早々から好機が訪れた!前半9分。
スタートは李成浩選手から!
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そこにスッと現れた男は!
大一番に最大限の力を発揮するあの人!
平岡選手が!
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そのパスを受けるのはこの男!
窮地を救うためにやってきた相川選手。
豪快なダイビングヘッド!!
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ゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーール!
王者から待望の先制点をゲット!
これ以上ないスタートをきる。
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普通なら、この勢いに、この大歓声。
動揺があるのではないだろうか。
しかし、王者は冷静である。

すぐさま、猛攻を仕掛ける。
この危機に体を張って防ぐ小島選手。
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猛攻は続き、前半20分。
ゴールされ同点に。

その1分後、同じ角度から、同じ選手に逆転ゴールを許す。
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その後、再びFC岐阜の流れ。
何度か惜しいゴールが続く。
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選手は、“全身全霊”
王者を苦しめるが得点に結びつかず前半終了。
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後半開始。
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強い日差しを背に後半も全てを出し続ける。
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コーナーキックのこぼれ球が斎藤選手の目前に。
しかし、防がれる。
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「ネットを揺らせユーラユーラ」サポーターがタオルを振る
限界を超える戦いをしている選手をさらに鼓舞させる。
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攻撃に傾倒するFC岐阜のスキを王者は逃さない。
77分。試合の流れを大きく決定づける3点目のゴールを許す。
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それでも、FC岐阜はネバーギブアップ。
これがFC岐阜のブランドです。
最後まで必死で戦い続ける選手。
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試合終了。
悔しいが、これは昇格の行方を決定するホイッスルではありません。
まだまだ全身全霊、ネバーギブアップな戦いは続きます。
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ホーム最終戦。悔しさの余韻はもちろん、
他の試合の比ではありません。

そんな選手達に西日を受けながら、いつもと同じように暖かい声援を送る。
「オールウェイズ 長良川の西日」である。
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【約6,000人の観客へ今西GMより選手・スタッフ一同を代表しての挨拶】
今シーズン、本当に一心同体で皆様方のご支援、本当にありがとうございます。心より感謝しております。とりわけ財政が厳しい中、多くの方々からご支援をいただき本当にありがたく思っております。今日、ホーム最終戦は残念ながら敗れましたけれども、もう一試合残っております。全力を尽くして最後まで戦いたいと思いますので今後ともご支援のほどよろしくお願いいたします。本当に今日はありがとうございました。





【松永監督のコメント】

非常に多くの皆様にご声援いただいて、非常にいい舞台を迎えることができたのですが、結果的には力の差を感じたゲームではなかったのかなと思います。ただ、先制を追いつかれて、追い越されたと。あのシーンを除けば、まだまだ2点目を取れたシーン、チャンス機に点を決めれなかったことは非常に悔やまれるのですけれども、ただそういったシーンを非常に多く出せたと思っています。この負けが最終戦どうなるかはわかりませんですけれども、最後まであきらめずに頑張っていきたいと思います。

ーー 力の差を感じたというのはどういった部分ですか。
やはり佐川急便SCの1点目・2点目ですね。あれだけ個々の力で決められる選手が佐川にはいたということ。それから3点目、御給に決められているのですけれども、JFLの得点王らしい落ち着いた点ではなかったかなと。そういう部分ではちょっと差を感じたかなと思います。

ーー 決定力の部分では差はなかったですか。
それも含まれてのことです。


ーー 先発メンバーに斉藤選手を入れ、5バックぎみにした狙いは。
やはり、佐川の攻撃力に対する佐川対策の一つとして、そういうシフトにしました。

ーー その狙いは良かったと思いますか。
ある程度うまく守れていましたが、ただ、その利点をあの2失点には生かすことができなかったという思いがしますね。





【森山選手兼コーチのコメント】

対策は万全だったと思います。立ち上がりを見てもらえればよかったのですけれども、魔の2分というか、短い間での2失点。しかも、向こうの選手が僕らから見てもスーパーゴールだったので、ちょっと向こうの方がそういう意味では引きが強いなと思いましたね。コーナーから2本、決定的なシーンがあの状態から入らないっていうのも、今日のゲームを物語ってるなと思います。得点王の御給には点を取られましたけれども、深津はほぼ完璧に抑えていたので、僕らの最大のミスというのは、やっぱりホームで勝たなかったということですね。これだけの応援があったにもかかわらず、1点リードした時間帯があったにもかかわらず。追いつかれて逆転ゴールを奪われたということが結果的に弱いところですよね。

3点目はああいう形で攻めにいったのでしょうがないと思います。あの2点に関しては。あの2点以外は本当にやられたという気がしなかったので、内容的にはちゃんとやれたほうかなと思います。結果が求められる世界ですから、そういう言い訳だとかは良くないのですけれども、まだ可能性が他力になりましたが残ってるので最後まで頑張りたいな、最後まで可能性を信じて頑張りたいなと思います。まあ、「子供たちに夢を」ということでここであきらめるのか頑張るのかは、すごいメッセージとしては全然、違ってくるので、そういうあきらめない姿をサポーターに見せていきたいなと思います。

ーー 選手達に言葉を。
とくに言葉はないです。全身全霊頑張ってくれたというのもありますし、もちろん細かく言えば何やってるんだということもありましたけれども、みんなが勝ちたいゲームというのはわかっていたことで、チームが一つになっていたことは間違いない。チームにとってはいい勉強になったと思います。

ーー 残り1試合ですが、意気込みを。
そうですね。水曜日にHonda FCが(昇格を左右する)試合がありますので、そういう中で、その結果を待ちながら、高崎戦は絶対落とせないゲームというように、なればいいなと思いますけれども、まあ、いつもギリギリ、最終戦まで来るので、まあ、僕らの流れかなと信じてやりたいなと思います。




【相川選手のコメント】

負けられない試合だということはみんなわかっていたので、気持ちは入っていたのですけれども、こういう形になって残念ですね。(1点目のゴールは)気持ちが入ってああいう点になったと思うので。その後の戦い方がちょっと右サイドのほう、ロングボール2本入れられたというのは、課題だと思います。

ーー 逆転後、何度も惜しいシーンがありましたが。
逆転された後に何度かチャンスがあり、それで決まっていれば、また違う結果になったと思うのですけれども、それを決めていなかったのが、またチームの課題だと思います。

ーー 昇格請負人という形で来てゴールを期待される立場ですけれども
他のチームの結果にもよりますけれども、最後は得失点とかも絡んでくると思いますので、次は勝ち点3と、あと、得点の差をつけて可能性を最後まで伸ばしていきたいと思います。




【片桐選手のコメント】

内容は1-3で負けたのですけれども、4-3にできるチャンスは全然、うちのほうがありましたし、相手が決定的な場面、多分、3回しかつくっていないと思いますが、その3回をしっかり決める。うちは決定機をつくりながらも要所要所決めるところを決めなかった。これがJFLを優勝したチームと、勝ちきれない僕らのチームの差かなと思います。

ーー 片桐選手にもチャンスがあったと思いますが。
そうですね。サイドを突破するのはいいのですけれども、やはりもっとフォワードとしてのポジションを必死でやっていきたいと思っていたので、サイドからドリブルではなくて、やっぱペナルティーエリア付近、バイタルエリアのあたりでドリブルからシュートに持ってけれたら、自分のスタイルとしては一番良いのですけれども、今日は左サイドというポジションとして、サイドアタッカーとしての役割をチームの一員としてこなすだけだったので。まあ、でも直起さん(平岡選手)と、いい攻撃をして、サイドを崩してセンターリングまでいけたのはいいと思います。

ーー 得点までに足りなかったものは。
今日、チームのミーティングにて“全身全霊”という言葉が出たのですけれども、全身の面では、みんな頑張ってやっていたと思いますが、やはり、“心”気持ちの面で押し込んでやるぞという気持ちが、最後、足りなかったのだと思います。

ーー ラスト高崎戦に向けて。
最後は勝って終りたいので。まあ、相手のチームのことを考えずに、まずは勝ち点3を取らなければ自分たちがJリーグに上がることはできないですし、まずは勝ち点3をみんなで奪えたら一番いいことなので、最終戦なので、快勝して今シーズンを振り返って、いいゲームだったねと言えるようなゲームをしたいです。

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