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☆Jの扉をコジ開けるコジの一撃で横河に追いつき1-1
(2007.08.04)

「ゆかた祭り」と題し、8月3日 長良川競技場にて行われたJFL後期第6節、FC岐阜と横河武蔵野FCとの試合(ホームゲーム)は1-1の引き分けとなりました。これで後期は6試合連続で勝利なしとなりましたが収穫の多いゲームでもあります。前節累積警告にて出場できなくなった片桐、ジョルジーニョ両選手にかわりフォワードは日本代表経験のある2トップ、森山、小島両選手が豪華にフォワードで出場しました。前半、FW2人の華麗な攻撃により幾度となくチャンスをつくるが得点に結びつかず。後半になっても終始FC岐阜が優位に運ぶ試合展開だったが、74分に横河武蔵野FCに先制点を許してしまう。残り時間15分ほどの嫌な時間での失点。窮地にたたされたチームを、失点直後の75分、高木和選手のコーナキックから小島選手が体を崩しながらシュートを決め同点に追いつく。この勢いに乗り、攻撃を繰り返し際どいチャンスがありましたが、ゴールに結びつかず1-1のまま試合終了となった。



FC岐阜 1-1 横河武蔵野FC
(前半0-0 後半1-1)
先発メンバー:
GK 日野、DF 李、小峯、深津、山田、
MF 北村、吉田、高木和、佐藤、FW 小島、森山
交代:佐藤→岩田昌(69分)、森山→木島(69分)、高木和→和多田(84分)





【心技体!強いハートの2TOP!反撃ののろし。横河武蔵野FC戦】

前節、必死の戦いを続けるも、自らの復活を勝利で飾れなかった小島選手。
今節は是が非でも勝利したいところ。練習時点から目の色が違う。
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どっしりと選手を見守る松永監督。
変化のとき、メンバー構成をいろいろ変化させながらここまで来ている。
「その都度、いろんな要素があってメンバー、配置、いろいろしている。」
と話していたが、この試合は“なんと”小島選手をフォワードに配置する。
最高の選択ともとれるが、大胆な選択ともとれる。
森山選手と一度は見たかった元日本代表フォワード、夢の競演。
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この試合は“ゆかた祭り”と題して、ゆかたの方は無料!
あの方たちも、ゆかた姿でスタジアムを盛り上げます!
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選手入場。子供に話しかける小島選手。
“子供たちに夢を!緊張の試合の中、小さなふれあい。”
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もう負けられないという試合。
森山選手と吉田選手。頼れるベテランが揃ってスタメンに顔を連ねる。
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本日の先発メンバー。
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注目の両フォワードがチームの輪を引き締める。
この2人の試合にかける強い気持ちが伝わってくる。
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さあ、試合開始。強い気持ちがFC岐阜の攻撃を優位に進める。
森山選手へつながるチャンスが幾度となく繰り返される。
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もう一人のフォワード、小島選手。
「冷静と情熱のあいだ」と言いたくなるほど、激しく、正確なプレーが続く
全身を使ったプレー。間違いなく、誰の目から見ても光り輝いて見えただろう。
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素晴らしい攻撃だったが、前半が終了。
ハーフタイム。サポーター席のゆかた軍団。
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後半開始!
小島選手の奮闘は後半になっても衰えず、
横河の激しい当たりにも負けず、足の出る中にも飛び込む。
FC岐阜のために全てを賭けて戦っているように見える。
感動せずにはいられない!
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必死な戦いの中、花火が数発、夜空に舞い上がる。
ゴールを暗示しているのか。
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しかし・・・後半も終盤にさしかかる74分。
これだけの攻撃をして、必死の戦いを繰り広げながら、
先制点を横河に献上してしまう。

ここは本当に苦しい場面。精神的に苦しい1点。
これからのFC岐阜の流れをも変えかねない1点。
なんとしても同点に追いつかねば。
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私自身、そう思った矢先の1分後。
すぐさま反撃に転じる。精神的にタフでなければこのような状況を打開できない。
そんな場面。高木和正選手からのコーナーキックが
今日、再三となく光輝いていた小島選手の足もとに!!!!!

この難しいボールを体制を傾けて、みごとなシュートを放つ。
Go! Go! JへGOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOAL!!!!!!
このゴールは大きい。チームの雰囲気をも変えかねないインパクトのあるゴール。
Jへの扉をコジ開ける、コジの大きな大きなゴールが決まった!
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以前、戸塚前監督が言っていた言葉を思い出す。
誰かが引っ張っていかねば! まさに小島選手がこの試合を引っ張っていたと思う。
この1点によって、さらに選手たちの何かが目覚めたように思える。
才能のある他の選手たちも、周りに影響を及ぼすほどの戦いで続いてくれ!
Jへ行こう!
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惜しい場面を繰り返すが、1-1の引き分けとなった。
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もちろん勝利は大事なことだが、それ以上にファンの心に響かせる何かを感じる。
勝利の前に必要なこと。心の底から溢れ出る勝利への執念。そこからですね。
このファン・サポーターの拍手喝采をみればわかる。

これほどのものを見せた両フォワードと確かな復活を見せた和多田選手。
そこに片桐選手とジョルジーニョ選手が帰ってくるとなると次回は誰が前にいるのか。また、松永監督が今節、退席処分となったためベンチには入れない予定。この中での選手たちの奮起に期待です。
興味深いところである。次回は真夏の沖縄。暑い戦いで初勝利ですね。

そしてその次は再びホームでこの夏最大の山場を迎えることになる。
現在2位でJFLで一歩上の戦力を誇るロッソ熊本との戦い。8月19日(日)です!
上昇気流のFC岐阜がどんな戦いを繰り広げるか。
みなさまの応援をプラスして連勝といきたいところですね。
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【松永監督のコメント】
後期6試合目ということで、過去6試合の中では一番攻守にバランスがとれて、内容的にも非常にいい内容だったと思います。前半、そんなに危なげない戦いの中で、点を取れるチャンスをもちろんつくったし、後半については先に点は取られたのですけれども追いついたというのは非常に頑張りを感じます。残念ながら、どんなにいい試合をしても勝ちがこなかったということで、これはやり続けていくしかないと思います。

ジャッジに対して私が退席しましたけれども、もっとクオリティーの高い、クオリティーのあるサッカーをしようとすれば、ジャッジレベルももっと上がっていかないと、JFLというものがどうなのかなという思いですね。判定が変わるわけではないですけれども我々はその中で戦わなければならない。まあ、我々だけではないのですけれども。今日はそういうことをもの凄く感じた試合です。まあ、とわいっても次にまた、沖縄の試合が待っていますし、この夏の2連戦。勝ち点3をとるべく、もう一度やっていきたいと思います。

ーーフォワード2人にはどのような指示を出しましたか?
彼ら2人は経験者でもあるので、前線でやはり受けることが一つですね。そこで中盤がサポートしていく。2人とも非常に経験者らしい特長を生かしてくれたと思いますし、特に前半、クロスに対して森山が入っていくシーンなんかは一つの形にできたかなと、そういったことを今週のトレーニングの狙いとしてやってきましたし、試合でもそういった成果がでたのではないかと思います。

ーー森山選手をスタメンで起用した理由について。
30人いる選手の中で、あるいは同じポジションの選手がいるなかで彼をここで起用したということは、彼自身の強い思い、執念というのが一つありましたし、38歳という彼のキャリアの中でも若い選手に対して、いろいろな示す意味では影響があったのではないかと思います。コンディションも非常に上がってきて準備ができていたので、私としては、この試合にかける思いもあったので起用しました。

今までは“ここぞ”という時に使ってきましたが、コンディションも良かったので最初から彼が行くことでチームの士気が変わるのではないかということもあったので、実際変わりましたね。彼にまだまだ頼らざるを得ないということもチームとしての課題ですけれども。今日は非常に良い仕事をしてくれたと思います。森山だけでなく、森山に引っ張られた選手もいますけれども選手はよくやってくれたと思います。

ーー小島選手のフォワード起用の評価。
彼のフォワードでのプレーも非常に攻撃力からすると今までの試合よりは上がったと思いますね。

このチームは非常にテクニカルなチームであって、パスを主体としたクオリティーがあると思いますね。その中でただボールをつなぐのではなくて展開を構えていくということをずっとテーマとして掲げてやってきていますね。そういう中では例えばチェンジサイド、サイドを変えるプレーであったり、あるいはその中から流れてグループでクロスまでいく、あるいは最後の和多田がシュートを外しましたが、あのへんの溜めからフィニッシュに至る部分は、グループとしての攻撃力の幅が出て来ている。サッカーには「繋ぎ」と「展開」があります。「繋ぎ」というのは「展開」を考えながら繋がないと意味がないんですね。あるいは相手を動かしながらボールを動かすというのが大事なんですね。そういうことが少しずつできていると思います。




【吉田選手のコメント】※Yoshi☆Blogより一部抜粋
「相手にほとんど仕事をさせないで、
しかも多くのチャンスをつくることができた。これはチームにとって、
今後の試合に向けての大きな自信になると思います。」

・コメントの詳細はYoshi☆Blogにて!
http://yoshi-sc.cocolog-nifty.com/blog/2007/08/fcvs_e843.html



【伊藤選手兼コーチのコメント】※Blog5より一部抜粋
「最後まで勝ちに行ってなおかつ
2点目を与えなかった選手を誉めたいし次に繋がる。」

・コメントの詳細はBlog5にて!
http://www.cogito.st/blog5/2007/08/post_52.php





☆FC岐阜も含め4位?8位が勝ち点3の中にひしめく混戦状態のJFL後期第6節。順位に関わる他会場の結果は以下のとおりです。

☆YKK AP 1-3 アローズ北陸(勝ち点37→40)
☆Honda FC 2-2 アルテ高崎(勝ち点36→37)
☆三菱水島FC 2-0 ジェフリザーブズ(勝ち点35→35)

詳しくはJFLオフィシャルホームページをご覧ください。
http://www.jfl-info.net/

第6節終了時点でFC岐阜の勝ち点は39。
これによりアローズが4位浮上、FC岐阜は再びJリーグ昇格基準の4位を下回る5位となりました。
しかしながら、徐々にサッカーのレベルを上げてきているFC岐阜。近いうちに順位を上げることと思います。みなさまの応援、今後ともよろしくお願いいたします。

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