5月27日（日）、中津川公園競技場にて行なわれた“東海ダービー”FC岐阜 vs FC刈谷の試合は、FC岐阜が1-0で勝利しました。試合は先日、退場し出場停止となったジョルジーニョ選手に変わり和多田選手。連戦の疲れから先発を外れた小島選手に変わり山田正道選手が先発出場しました。試合は前半、自分たちの攻撃を機能させれず終了、後半開始後、岩田昌浩選手に変わって小島選手がグラウンドに登場。そして後半17分、佐藤選手からのパスを受けた小島選手が先制ゴール。その後、遅延行為とみなされた小峯選手がこの日2枚目のイエローカードを受け退場処分（次節出場停止）。前節同様、終了間際に10人となるが相手の攻撃を凌ぎきり1-0で試合終了となった。




【中津川初見参！注目の東海ダービーはFC岐阜が勝利！】



東海ダービーで中津川初開催試合。
話題盛りだくさんの試合。
競技場のある公園には“約束”と書かれた石の彫刻が。
FC岐阜のJ昇格も“約束”です。
このスタジマムは山を背景にする。
FC岐阜にふさわしい場所といえます。



サポーター席を見ると、
小島選手・小峯選手・曽我部選手の3選手人気が高いことがわかる。
イベントなどで中津川の人々とふれあったのがきっかけです。
やはり、身近に感じられる選手ほど応援したいものです。
これからも地域の人々とふれあえるきっかけを増やしていきたいですね。



この試合、マンオブザマッチ（ベストプレイヤー賞）はファンが選ぶ事に！
小島選手・小峯選手・曽我部選手の誰かが活躍してくれたらいいですね！
米30kgを獲得するのは、どの選手になるのか？






売店では新しいグッズの販売と販売予告がされていました。
カッコよさはもちろん重要です！センスのいいグッズが揃ってきました。
街を緑とレンゲに！






スタジアムグルメも徐々に楽しくなってきました。
ゴリサンドは今年も健在ですが、その他にジャンボな豚串が！！
ゴリサンドに次ぐ楽しいネーミングを期待したいです！



山中製菓さんから飴をいただきました。ありがとうございます！
飴には「夢は絶対にかなうんだよ！」など元気の湧く
コピーが書かれています。



チケットを入れられるバック。
大変好評なようです。



シーシーエヌの市橋大輔氏。
FC岐阜の試合実況だけでなくカメラも撮ります。
この日はサポーター席を中心に撮っていました。



今日の注目は和多田選手と山田正道選手。
２人とも久々の先発出場です。



本日の先発メンバー。
あれ？！小島選手がいない！！中津川騒然！



試合開始早々、珍しく小峯選手がイエローを貰ってしまう。



片桐選手にチャンス到来！
しかし、刈谷守備陣の必死な守りに阻まれる。
かなりキレのいいプレーをしているがゴールまでなかなか結びつかない。
華のある岐阜出身選手。頑張ってもらいたいですが、
監督も言うように「試練」の時を迎えています。
“I Love Gifu”パフォーマンスを見せてくれ！



両サイドが活性。鋭い攻撃を幾度となく繰り返す平岡選手（上）と李選手（下）



佐藤選手はこの試合も絶妙なタイミングで攻守を切り替える。



和多田選手、片桐選手と好位置からのフリーキックを蹴るが
惜しいシュートが続く。



個々のプレーは光ったが連携がうまくいかず前半を0-0で折り返す。



ハーフタイムの風景。
ジョルジーニョ選手。今日はグラウンドの外でファンサービス！



後半開始。積極的なプレーが目立ちはじめる。



57分。ここで遂に！小島選手が登場！スタジアムが湧く！



その小島選手が登場後すぐに結果を出す！
佐藤選手が絶妙なタイミングでボールを奪い、
そのボールを受けた小島選手が美しいシュートを放ちゴーーール！
思えば2006年5月25日。この試合と２日しか違わない日に小島選手は
苦しんだ末、終了間際に決勝のゴールを決めチームを窮地から救った。
苦しい試合展開のときに決めてくれる男！そんなイメージがさらに強くなります。



その瞬間だけではない。今日の小島選手のプレーは随所に光輝く！



しかし、
中津川に愛されているもう一人の出場選手。
小峯選手は69分、2枚目のイエローで退場となり10人に。
次節は出場停止に。残念。

ここまで休まず盤石の守備陣を支えてきた小峯選手。
控えも充実しているFC岐阜なので厳しい戦いに備え休息してください！



控えには完さんがいる！その後を完璧に抑える。
北村選手に変わり吉田選手。
頼れるベテラン選手が徐々にペースを上げているから安心です。



そして、試合終了。歓喜のサポーター席



平岡選手。今日も必死のプレー！この表情に心打たれます。
ご苦労様です。



深々とサポーターに頭を下げる小峯選手。





さあ、ベストプレイヤー賞は誰の手に？？？
この試合は満場一致かもしれません。



そうです！小島選手です。
中津川の人たちにとってもらってほしい人の手に渡りました！最高ですね！
小島選手の笑顔も印象的です！




【戸塚監督のコメント】

前半に決定的な場面をしっかり決めれずに、あまり流れが良くないまま終わり、後半注意点は２つ３つしかなかったのですけれども、もう少しやっぱり“いつも”言っている事なんですけれども前へ出て行く積極性が少し足りない。もう一回、一人一人自覚をもって、失敗してもいいから前へ出る勢い、積極性をもっともっと出せないとピリッとしたゲームにならないのかなと。結局、いつも追加点が取れず、こういった苦しいゲーム展開になる。結果は勝ち点3が取れたのでいいんですけれども、お客さんがもっと喜ぶ内容のゲームをしていかないと。これからどんどん、もっともっと苦しいゲームが出て来ると思うので、そこをチームとしての課題として、すぐには変わってくるものではないのですけれども、同じことを言い続けてやらせようと思います。あと、前期4試合あるので、そこをいい形で前期の最終前で佐川急便と直接対決があるので、そこまでは頑張って負けないでいって1位2位の対戦をしたいと。そして前期をうまく折り返せれば少し余裕が出来るかなと思うので、そこまではいい準備をして来週につなげたいです。

小島選手がスタメンを外しましたがーーーー
運動量の面でずっとここ連戦で、今日はそんなに熱くはなかったのですけど、熱いゲームが来るので、少し休ませたいというのと、もう少し、気持ちをもっともっと、もってグラウンドに入ってほしかったので、今日はその意地をちゃんとしてくれたのでホッとしてます。彼には前の方でプレーしてほしい。彼が前の方でいいことを一つ二つやると、だいぶチャンスが膨らむので、前節なんかだと疲れてきて引いてしまうことがあったので、とにかく前で勝負してほしいと伝えました。彼の能力が相手のペナルティエリアの外で出る事がチームにとっても大きなチャンスを取れるチャンスなので、それを僕はずっと期待しているわけで、感じてくれてやってくれればもっとチームのためになるので、そういう部分を彼には期待していきたいですね。



【小島選手のコメント】
決勝点となるゴールについて-------------------------
内容的に点が欲しい場面だったので、ベンチからも点をとってこいという判断だったので。たまたまですけれども。（小峯選手の退場後のプレーについて→）勝っていましたし、相手が攻めるしかないので、こっちは時間を稼いでやったりとか、簡単に点をとれる場面は1、2回はあったので。

連戦の疲れはありましたか-------------------------
疲れはありませんが、足とかが痛いとこがありました。

中津川のサポーターからの米のプレゼントについて-------------------------
中津川はイベントなどで来た事もあるので縁起がいいというか、相性のいいというか、サポーターもいてくれてうれしいです。（米30kgは→）あんまり料理はしないのですけれども、できるだけ食べようと。

前期は一位で終わりたいので、それに向けて勝てて良かったですし、佐川急便とやるまでは負けないでいきたいと思います。



吉田選手のコメント（Yoshi☆Blogより抜粋）
「ＦＣ岐阜は、後ろの選手を中心にきっちりと跳ね返し、危なげない試合展開だったと思います。ただし、ボールを奪った後の攻撃が雑で自分たちのミスで簡単に相手にボールを渡してしまう場面が多々ありました。」
☆コメント詳細はYoshi☆Blogにて！
http://yoshi-sc.cocolog-nifty.com/blog/2007/05/fcvs_27f6.html





前期も残り4試合。一番の山場である佐川急便SCとの一騎打ちを控え、そこまでの2試合は連勝して挑みたい所です。カギを握るのが昨年度4位のYKK AP（現在6位）。次節FC岐阜と戦い、その次の試合が佐川急便SCと戦います。また、佐川急便SCは次節、ロッソ熊本と戦います。両チームとも勝利を積み重ねガチンコの天王山となるのか。それとも難敵相手に足踏みをしての対決となるのか。目が離せません。

佐川急便SCとの1試合前となるFC岐阜は前期15節はホームでジェフリザーブスと戦います。一人でも多くの観客でチームを元気づかせて佐川急便SCと戦えるよう。ぜひとも応援にかけつけてください。よろしくお願いいたします。

☆FC岐阜の前期の残り試合
第14節 vs YKK AP（AWAY）
第15節 vs ジェフリザーブス（HOME）
第16節 vs 佐川急便SC（AWAY）
第17節 vs 鳥取SC（HOME）

佐川急便SCの本拠地は隣県、滋賀県。
滋賀県といえば織田信長が京都を目指す際に
立ちふさがった浅井・朝倉連合軍を連想させます。
佐川急便SCもまた、昨年2位の佐川急便東京SCと
3位の佐川急便大阪SCの連合軍。

織田信長になぞらえ天下布武を打ち出すFC岐阜にとって
実際は歴史とは全く関わりがありませんが
“天下取りのポイント”という意味では
何かを感じずにはいられませんね。