5月20日、大津町運動公園球技場(熊本県)で行なわれたロッソ熊本との試合(アウェー)はFC岐阜が1-0で勝利しました。試合は前半、ロッソ熊本のペース。苦しい流れの試合展開だったが、徐々にFC岐阜のリズムをつくりだす。後半はFC岐阜のペースとなり、49分、小島選手の左コーナーキックからのボールをジョルジーニョ選手が見事に合わせ先制ゴールをきめる。その後もFC岐阜の流れは続き、幾度かチャンスをつくりだすが得点にはつながらず、88分ジョルジーニョ選手が退場となり、残り時間を10人で戦うことになる。ロッソ熊本の激しい攻撃にあうが、凌ぎきり1-0で試合が終了した。
ロッソ熊本 0-1 FC岐阜 (前半0-0 後半1-0) 得点者:ジョルジーニョ
先発メンバー:GK 日野 DF 平岡、小峯、深津、李 MF 岩田、佐藤、北村、小島 FW ジョルジーニョ 片桐 交代:小島→山田(72分)、李→中尾(85分)、北村→吉田(85分) 【熱戦熊本!馬相手の準加盟ダービーは蓮花の勝利!】
今回の相手は、昨年Jリーグ準加盟申請を果たしたロッソ熊本。 JFLの山場のひとつと言って過言ではないだろう。 このサポーターと観客席を見てください。 赤一色!J2チームの中にあっても充分な環境を地域の人がつくりだす。 FC岐阜もまだまだお手本にするところばかりです。 地域のアイデンティティを背負って、 Jリーグ第五?世代(まだ昇格してませんが)を共に盛り上げます! 観客で一杯の緑一色のスタジアムづくりにみなさまのご協力、 よろしくお願いいたします。 このグラウンド、長良川メドウと同じくらい気持ちがいい風景です。 背景に雄大とそびえるのは有名な阿蘇山! スタジアムを盛り上げているマスコットは「からいもくん」というそうです。 ロッソ熊本のマスコットではないようです。 しかし、カワイイマスコットですね。大津町のアイドルらしいです。 試合前。 こういう試合、いつも以上に森山選手兼コーチ、伊藤選手兼コーチ、 そして怪我から復帰して出場登録した吉田選手の厳しい表情が印象的です。 絶対勝つ!そんな気持ちがチーム全体に行き渡ります。 試合前なのに、選手から沸き上がるこの緊迫感。 見る物をわくわくさせます。 試合寸前の選手の表情。 昨年の浅中静岡戦、草津戦を思い出す。 “ライバル”を相手に気の緩みなど全くない。 監督。気持のこもったおまじないをします。 そしていよいよ選手入場! 本日の先発メンバー。 チーム内での熾烈なポジション争いを勝ち抜き、 熊本戦にラインナップされた選手達。 質の高い、他の選手達の分も頑張ってもらいたい。
試合は序盤から気迫と気迫のぶつかりあい。 前半はロッソ熊本寄りの試合展開だったが、 FC岐阜の選手達も一瞬の気の緩みも許さず 素晴らしい戦いを繰り広げる。 ジョルジーニョ選手からの浮き球を片桐選手が! 相手GKも格闘技っぽい気迫の守備! 序盤から目立つ動きをするジョルジーニョ選手。 前線からのプレッシャーを幾度となく繰り返す。 一度は相手DFからボールを奪いシュートまでもっていく。 この貪欲さ、気迫さ、ゴールの予感を感じさせる。 そして49分。 小島選手の緻密にコントロールされたコーナキックをみごとに !!! 元気なジョルジーニョ選手がゴーーーーーーーーーーーール! その後、すぐさま熊本の反撃にあう。 GKと1対1の場面も日野選手、冷静にクリア! 片桐選手 --- ジョルジーニョ選手の2FWのコンビネーション。 この試合、ファンを沸かす2人の世界を幾度か創出していたがもう少し! これが完成したらえらいことになりますね。 (このシーンは相手GKの攻守に阻まれる。惜しい!) 追加点か!と思われたがノーゴール。 前節のマンオブザマッチ、佐藤聡選手。 先日、カメラにその凄さを収めれなかったのですが 今日はバッチリです。 相手DFを慌てさせる攻撃への切り替え、飛び出し。 戸塚監督、この試合も大絶賛の大活躍です。 試合終了が近づくにつれ熊本の攻撃はさらに激しくなる。 それに負けじとFC岐阜も対抗。 FC岐阜は72分に山田選手、85分に吉田選手、中尾選手を投入。 待ってました!吉田選手。怪我から復帰し、今季初登場です。 選手層の厚いFC岐阜。控え選手にとっては少ない時間でのアピールとなる。 交代選手は必ずといっていいほど素晴らしい活躍をしているように思える。 “エキサイティング”ジョルジーニョ選手!!! 躍動感あふれるプレーでファンを魅了。 しかし、ラフプレー+遅延行為で 一挙に二枚のイエローカード受け退場してしまう。 わずかな時間だが10人となってしまう。 ロッソ熊本最後の猛攻も凌ぎきる! そして試合終了! 赤いロッソサポーターの悔しい表情と 緑のFC岐阜戦士の安堵と喜びの表情の コントラストが印象的です。 両チームとも素晴らしい試合を展開したからこそのシーンです。 お笑いで言うとダウンタウンとウッチャンナンチャン(ちょっと古い)のような 将来のJリーグを担う同世代チームとして共に成長していきたいですね。 緑の阿蘇山を背にFC岐阜サポーター。 ありがとう!!! FC岐阜!!! 森山選手兼コーチの笑顔! キャプテンの表情。 スクリーンを見ているような絵になる男です! 最後はサポーターに挨拶するジョルジーニョ選手。 ちょっと申し訳なさそうですね。 復活は派手にいってくださいね!
【戸塚監督のコメント】 今日のゲームはやっぱり厳しいゲームになるというのは想像してたのですけれども、前半はロッソペースで我慢の展開で、ハーフタイムには、もう少し自分たちから積極的にどんどん出ていかないとペースが変わっていかないというような指示を出して、もっともっと積極的に“自分がやるんだ”、“自分がもっともっと前に出る”、“ボールをもらうんだ”という意識をと言って後半送り出したのですが、後半になって少し落ち着いて自分達のサッカーが少しづつ出てきて、得点はコーナーキックからだったのですけれども、いいリズムの時に点がとれたのが今日のゲームに関しては勝因かと思います。やっぱりロッソさんも、体力的にも最後まであきらめない、精神的にも強い面がありましたし、そういう意味では一つ勉強になった試合でもあります。2位と3位のゲームだったのですが、まだまだこれから3分の1やっと終わって、長丁場なので、もっともっと内容を良くしていきたいなと。あと、うちの課題にしているところですが、やっぱり追加点ができず。チャンスがあったのですけれどもなかなか取れなかったのが、90分厳しいゲームになったところで、やはり追加点がなかなかとれないという部分をもう一度、岐阜に帰って、もっともっと得点に対して貪欲になっていかないとなかなか苦しい。そういった反省も含めて、お互いにいいゲームができたのではないかと思います。
☆ロッソ対策として気をつけたことは -------- クロスからの得点が多いというデータもありましたので、今週はクロスに対するディフェンスのやり方、あまりボールにつられずに中にいる人間をしっかり見てフリーでやらせるなという対策というか、あたりまえのことなんですけれども、そういった確認はやってきましたので、その成果は出たかなと思います。
☆ロッソ熊本の印象は -------- 今までやってきたチームとはカラーが違う。しっかりつなぐところはつなぐ。サイドからの崩しは迫力がある。うちもそういうピンチはありましたし、ただなかなか崩されてのクロスではなかったのでマークがずれなかった。そこをもう少しサイドを崩されてくると中のマークがずれて、そうなると厳しくなってくるかなと思います。 吉田選手のコメント(Yoshi☆Blogより抜粋) 「たとえサイドが崩されたとしてもゴール前では落ち着いて対応できていました。」 ☆コメント詳細はYoshi☆Blogにて! http://yoshi-sc.cocolog-nifty.com/blog/2007/05/fcvs_65df.html 伊藤選手のコメント(Blog5より抜粋) 「特に小峯、深津のセンターとボランチの岩田昌、佐藤は素晴らしかった。」 ☆コメント詳細はBlog5にて! http://www.cogito.st/blog5/2007/06/12_vs.php さあ!次節27日はFC刈谷とJFL初の東海ダービーです!同日、競馬界は日本ダービーが行なわれますが、地域の人にとっては「日本」より「東海」でお願いします。しかも、初の中津川市でのホーム開催試合です。みなさんぜひともFC岐阜を応援しに来てください!
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