10月8日に対戦するザスパ草津。FC岐阜にとっては念願のJリーグチーム初対戦。初めてというのは、何事もドキドキわくわくするものですね。対戦相手のザスパ草津はJリーグのチームである以外に因縁めいたものがあります。みなさんご存知かと思いますが。以下にザスパ草津について、天皇杯についてまとめてみました。
☆「走撃」がスローガンのザスパ草津。
FC岐阜の「走撃」と言えばこの人!「走劇」で相手のお株を奪うか!?
【☆ザ・スーパーエクスプレスFC岐阜 vs ザスパ草津】
☆2004年のジャイアントキリング!
J昇格目前のザスパ草津がJチームを次々と撃破!
2004年、第84回大会の天皇杯。当時JFLに所属しJ2昇格を決めていたザスパ草津は地元出身・元日本代表のGKの小島伸幸選手をはじめとする元Jリーガーを多人数要していた。しかも働きながら試合を行なっていた。J1のセレッソ大阪・Jリーグ覇者の横浜マリノスを次々と撃破し、ベスト8まで進出するという快進撃を見せ、全国にその名を轟かした。FC岐阜はカテゴリーこそ、J4にあたる地域リーグに属していながらも、岐阜出身・元日本代表のミスターFC岐阜、森山泰行選手を中心に、当時のザスパ草津に匹敵、いやそれ以上の豪華な元Jリーガーの選手を要する。選手の大半が働きながら試合に出場する。ザスパ草津にとっては2年前の自分達を見るような思いではないだろうか。現在はJ2、当時よりも戦力の充実しているザスパ草津。FC岐阜としては地域に根ざした先輩チームに敬意を表しつつ挑戦者として胸を借りる思いで挑む試合である。2006年FC岐阜によるジャイアントキリング再び!
☆日本三名泉対決!草津温泉 vs 下呂温泉!
ザスパ草津が草津温泉のある草津町をホームタウンとしていることはみなさんご存知のことでしょう。FC岐阜はというとオール岐阜ということで岐阜県民全体のご賛同を得るようなチームを目指しています。ということもあり岐阜の代表的な温泉、下呂温泉を対抗馬に挙げたい!歴史上の人物、林羅山が日本の下呂温泉(岐阜)・有馬温泉(兵庫)・草津温泉(群馬)と日本の名泉を3つ数えたことは大変有名ですね。しかし、江戸時代の温泉番付では西の大関(最高位)は有馬温泉。そして東の大関(最高位)が草津温泉となっています。下呂は明治時代となっても前頭レベルだったんです。現在は有名で規模も大きい温泉となっていますが、岐阜を代表とする温泉は質は高いが番付は低かった!まさに今のFC岐阜のようですね。下呂温泉ともども最高位目指して頑張りましょう!
☆初の本格的アウェーゲーム
ザスパ草津はJリーグのチームとあってサポーターが多い。しかも注目の天皇杯、話題性の高いFC岐阜との対戦ということもあり大挙のサポーターが押し寄せることが予想される。FC岐阜は、今シーズンこれまでの試合はアウェーゲームですらホームと化してしまうほどの熱狂ぶりでチームを後押しした。今回バスツアーを実施するがアウェー感は歪めない状況。しかも草津は応援に湯揉みを採用するユニークな応援スタイルで場を盛り上げる。そのような状況な中で苦境をはねのけて勝利することができるか注目である。
☆J初対戦といえどFC岐阜には元日決戦キャリアが存在!
(心強いキャリア達の天皇杯とFC岐阜)
まだ記憶に鮮明に残っている方も多いだろう。5年前にあたる2001-2002年の天皇杯。元日決戦に出場し見事優勝を飾った選手がFC岐阜に存在する(その前の年は準優勝)。吉田康弘選手。清水エスパルスの選手として悲願の初優勝を経験。それから5年。目指すものは違うだろうが、FC岐阜を引っ張り天皇杯に挑む。(※天皇杯出場25試合 4ゴール。試合巧者です!)さらに掘り下げること1995年。ミスターFC岐阜、森山泰行選手も当時、名古屋グランパスエイトの選手として天皇杯優勝を経験。その他では1999年の元日決戦で伊藤哲也選手がサンフレッチェ広島として出場し準優勝を経験。一発勝負!天皇杯という大舞台の元日決戦に出場した選手の経験はチームとして心強い。さらにさらにさかのぼれば、戸塚監督が選手時代に読売クラブとして2度の天皇杯優勝を経験している。
天皇杯とは少し離れるが、読売クラブは85年の天皇杯に優勝したことにより、日本代表・サントスFC・ウエストハム・ウルグアイ代表などが出場するキリンカップ85に出場することになった。その大会にて読売クラブは日本代表に1-0で勝利する。(ウエストハムには1-1、ウルグアイ代表には3-4)当時の読売クラブは日本代表をも凌駕し世界にも通用するチームであった!日本代表を下した虎の子の1点をあげたのが戸塚哲也監督です。まさに伝説!戸塚監督のイズムが浸透してきたFC岐阜。何かをやってくれそうな予感がします!