FC岐阜(トップチーム)は、9月17日、天皇杯全日本サッカー選手権大会1回戦にて、広島経済大学と対戦し、5-1で勝利しました。前半早々、小島選手のシュートで先制。そのまま流れを掴むかに見えたが、相手チームの猛攻を受け同点に追いつかれてしまう。これがプロとしてのプライドに火がついたのか、片桐選手が起死回生性のスーパーゴール、小島選手がこの試合2点目のゴールを決め前半終了。後半に入っても森山選手、李選手と加点し、終わってみれば5-1と大勝。メインスタンドを埋め尽くす満員の観衆にすばらしい試合を魅せた。これにより2回戦進出が決まり、9月23日、神奈川大学との対戦が決定した。次戦は“敵地”ともいえる神奈川県、大和市営大和スポーツセンター競技場での一戦となります。この試合に勝てばついにJリーグチームとの初の公式戦が実現します。遠くはなれても皆様の気持ちを岐阜から風にのせて運んできてください!来れる方はぜひお願いします。 FC岐阜(岐阜県代表) 5 vs 1 広島経済大学(広島県代表) 岐阜メモリアルセンター長良川球技メドウ・観衆1,229人 【得点者】 FC岐阜:小島(9分)、片桐(35分)、小島(40分)、森山(73分)、李(87分) 広島経済大学:小道(31分) 天皇杯1回戦の詳細結果・他試合の結果は日本サッカー協会「天皇杯」ホームページにて http://jfa.sportsinfo.jp/2006/EmperorsCup/20060917.html 携帯サイトURL http://jfa.sportsinfo.jp/m/
9月17日、曇りがかった岐阜城が天皇杯でのFC岐阜の風雲急を告げる! 岐阜城をバックに緑の軍団が集結! 日に日に人数だけでなく、緑の密度が高くなっている。 こちらのライバルはタイガースでありレッズであろうか! 日本一の応援団をめざして! 控え室では“知将”戸塚監督が天皇杯ガイドを読む。 何をしてても絵になる。 山田選手。移籍後1ヶ月で待ちに待った出場機会がやってきた。 大量の新ボールが登場。気分新たに! そして試合開始。 開始9分。前ゲームに続いて早い時間帯での得点。 小島選手のシュートで先制!理想的な展開でスタート! 山田選手。フィールド上では甘いマスクも真剣な表情へと変化。 落ち着いたプレーで、戸塚監督も合格点の動き。 しかしその後、アクシデントが!!! 矢のように相手選手のスキをついてボールを奪った平岡選手。 焦った相手選手が足を蹴ってしまった!!! これにより怪我で退場することに・・・ (軽いねん挫だったそうです) その2分後、バランスがあわなくなったのか、 同点に追いつかれてしまう。さらに猛攻は続くが、 何とか凌ぎきる。嫌な流れだ。 これが逆にFC岐阜に火をつける! 観衆が固まる中、「俺たちはプロなんだ!岐阜県の代表なんだ!」 と言わんばかりの猛攻がはじまる。 そして、前半35分。片桐選手のスーパーゴールが決まる。 欲しい時に点のとれる男!頼もしい男だ! それだけには留まらず、がんがん攻めまくる。 高木和正選手が縦横無尽にフィールドをかけまくると 相手守備陣はもう足を出すしかない!ケガだけには気をつけてください! 勢いにのってこのまま引き離したい!3点目がほしい! そんな状況で岩田昌選手が素晴らしいシュートを放つが、 キーパーの好セーブに!近くにいた高木和正選手が「惜しいよ!」のアクション。 守備のほうはもう大丈夫!落ち着いて相手の動きを完全に封じ込む。 猛攻はとどまらず、前半40分。小島選手のゴールで3-1と突き放す! どきどきしたあとのこのみごとな攻撃に観衆は拍手喝采! 選手に笑顔と余裕がもどる。 後半に入っても、この流れはそのままに、 戸塚監督談「頭と体、スピード・テクニック」とも 大学生には負けちゃ行けないというとおり、全ての面において 格の違いをみせつけた!! 小峯選手。重戦車と呼ばれるほどの重みのある鋭い弾道を右に左に飛ばす! パワー・迫力充分の守備に相手攻撃陣は向かって行けない! 平岡選手にかわり急遽出場のリ・ソンホ選手。 この選手が控えにいるという層の高さ。 身体能力の高さを感じる上体を崩さないバランスのいいプレー。 岩田昌選手の素晴らしいシュートPart2。 今度は決まった !!!のだが・・・オフサイドで幻のゴールに。 いつもはビューティフル!グレート!と声をかけたい小島選手。 それだけでも凄いのだが、この試合はたくましさ、勇敢さが加わって見えた。 JFL昇格戦線に向けてペースを上げてきたのか!!! 山田選手も足を!!!大事なのはJFL昇格戦線。 ケガには気をつけてください! 後半12分、ファンの歓声に迎えられ森山選手が登場! みんながゴリゴールを期待する。
そしてついに後半28分。その時がやってきた。 岐阜の誇るスーパーコンビのトドメの1発が決まる。 片桐選手が右サイドからかけあがる。 ここしかない!という絶妙な位置にクロス。 そのボールを森山選手が完璧に合わせてゴール!!! 有料で来てくれるファンに対しての強い感謝の気持ちを感じた。あっ雷鳥肌が!!! 一端ついた火はなかなか消せない! DFが森山選手の動きに翻弄されるスキにリ・ソンホ選手が5点目のゴール。 試合終了。終わってみれば5-1と大勝。 試合終了後、細江岐阜市長がフィールドにかけつけてくれた。 ありがとうございます。 【戸塚監督のコメント】 「スカッとしたゲームだったんじゃないか」 意思疎通がだいぶできてきた。一人一人が考えて、考えがあった時は誰かがやりはじめる。感じてサッカーをやりはじめるようになった。情報もなく相手にがしゃがしゃ来られる。格下の相手とやるやりにくさがあったが、上のレベルに行くにはあたりまえのようにやらなければいけない。頭と体とスピード、テクニックとも大学生には負けちゃいけない。「自分たちのリズムをつくって最初からやらすな」という試合が今日はできた。予選では高校生相手に自分たちで苦しんだのもあるので、スカッとしたゲームだったんじゃないか。次の試合はもう一つ勝って、ザスパ草津戦をみなさんに楽しみにしてもらえるようなゲームにしたい。 この試合大活躍の片桐選手について---------- 片桐だけでなく、みんなお互いのクセをわかりあえてきたため良い形が出来てきた。森山・片桐とも人を使えていて見えている。やりたいことだけでなくチームのために何が必要かがわかってきた。彼(片桐選手)も昔よりサッカーが楽しくなってきたのではないか。彼ならもっと上のステージでやっていける。頑張ってくれればと思います。 【森山選手のコメント】 「次の1点はチームがラクになると思った」と理想的な得点に笑顔! 追いつかれてもすぐ点をとれた。力の差をみせつけれた。同点のバタバタがこれからの課題。天皇杯1回戦でこれだけの人が来てくれたことにびっくりしている。天皇杯もJとの対戦があるが、目標はJFL昇格であり重要なのは地域リーグ決勝。天皇杯で地域リーグ決勝にダメージの残る戦いをしていてはいけない。目標を忘れないようにやっていきたい。神奈川大学のほうがレベルが高いのではないかと思うので、2回戦はいい勝負になるのではないだろうか。
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